本買うゆえに我あり

買っただけで満足して何が悪い‼︎

藤田尚志・宮野真生子編『家族』 (ナカニシヤ出版)という本

    『愛・性・家族の哲学』シリーズの第2巻をすっとばして、第3巻。
     家族は一人ではできない。つまり二人以上で可能となるのが家族である。二人以上、すなわち他者の存在から始まるのが家族である。他者と共に在ることを考える上で、家族の考察は不可欠だろう。
    戦後、法学者の川島の『日本社会の家族的構成』のように、家族は民主主義と同時に論じられてきた。丸山眞男も例外ではない。民主主義と、戦前、戦時中の家族国家について考えてきた。つまり家族の中に他者はいるのかと。

以上