本買うゆえに我あり

買っただけで満足して何が悪い‼︎

亀山郁夫『チャイコフスキーがなぜか好き』(PHP新書)という本

    数ある蔵書の中で、買わなくてもよかった本の一冊かもしれない。がしかし、そんなことはない。
    中村紘子が亡くなった。彼女の『チャイコフスキーコンクール』の文庫版解説を本書の著者である亀山郁夫が担当している。それが本書を買う直接のきっかけとなった。
    中村紘子を知ったのは、『コンクールで会いましょう』の文庫版である。解説が日本思想史の苅部直だったからだ。ちなみに彼は庄司薫の『赤ずきんちゃん気をつけて』の新潮文庫版の解説も担当している。さらに言うと、庄司薫中村紘子の夫である。
    さて本書はどんな内容だろうか。それは一言で言うと、チャイコフ好きー。

以上