本書はいまだ買ってない。なぜかといえば、まだ刊行されていないからである。買ってもまだ読まない本について書いているのだから、まだ買ってない本について書いても同じことだ。
著者の批評は
夏目漱石などの文学作品を論じることから始められ、
マルクスや
柳田國男にまで及ぶ。「対象が何であれ、書かれたものであるならば、それに関する批評は文学批評である」という境地。それは本書に即して言えば、
憲法を論じることが文学批評だということだ。小説などの文学作品を俎上にのせるように、
憲法を作品として、テクストとして批評する本書を楽しみにしている。
以上