本買うゆえに我あり

買っただけで満足して何が悪い‼︎

姜尚中・玄武岩『大日本・満州帝国の遺産』(講談社学術文庫)という本

    いまさらながら思うけれど、「大日本」というネーミングセンスはどうなのだろう。私が小学二年生のときに、世界で一番大きなクジラの名前は何かと問われて、「大クジラ」と答えたことを思いだす。それぐらい単純過ぎやしないか。
    さて、本書は岸信介と朴正熙に焦点を当てた本で、2010年に単行本として刊行されたものの文庫化だ。それから六年が経つわけだけれど、日本と韓国のトップは二人の孫と子である。「大日本・満州帝国の遺産」をいまだ引き継いでいるのが今日かもしれない。

以上