本買うゆえに我あり

買っただけで満足して何が悪い‼︎

藤田尚志・宮野真生子編『性』 (ナカニシヤ出版)という本

    『愛・性・家族の哲学』シリーズの第2巻。副題は「自分の身体ってなんだろう?」。確かに性別は身体を基準に決められてしまう。しかしである。身体を基準に性別を決めているのは、法ひいては政治ではないだろうか。性を、本性あるいは本質ぐらいの意味で使うならば、政治とは人間の本質を決めようとする営み、性治といってもいいのではないだろうか。

以上