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本買うゆえに我あり

買っただけで満足して何が悪い‼︎

熊野純彦『マルクス 資本論の思考』(せりか書房)という本

    本書は前回言及した熊野純彦の主著と言っていいだろう。惚れ惚れする美しい本である。書店で見かけたら、ぜひ色あい、手触り、重さを感じて欲しいとともに、本書を書きながら、ハイデガーの『存在と時間』、カントの三批判書を並行して訳す人間が同じ時代を生きていることに驚嘆して欲しい。
    「はじめに」の最初の一行を読んで欲しい。この時代にこの一文で以って書き出す人間がいることにシビれて欲しい。生あるうちに本書を読み終えることはおそらく私には不可能である。数回試みたが、挫折した。しかしなんどでも挑戦したい。
    もうこれ以上なにも言うまい。

以上