2016-04-06 宮下志朗 小野正嗣『世界文学への招待』(放送大学教育振興会)という本 今年度から開講された放送大学のテキスト。芥川賞作家にして、『林修の世界の名著』に三度の出演を果たした小野正嗣が初回を務める。 当たり前といえば当たり前だが、「世界」の中に「日本」は含まれている。だから「世界文学」の中にも「日本文学」が含まれている。目次を見れば、源氏物語が「日本語では読めない日本文学」として取り上げられているのがわかる。「日本語では読めない日本文学」。なんとも妖しげな魅力を放っている。以上