本買うゆえに我あり

買っただけで満足して何が悪い‼︎

2016-03-19から1日間の記事一覧

『ディコ仏和辞典』(白水社)という辞書

世にフランス語辞典はあまたあれど、なぜ余はかくもこの辞典を手にとりしか? まず編集責任に吉川一義が名を連ねている。吉川はフランス文学会の会長を務めた人で、満を持してのプルーストの『失われた時を求めて』の新訳は現在進行形で刊行中だ。 購入を決…

向井雅明『ラカン入門』(ちくま学芸文庫)という本

本書は『ラカン対ラカン』として刊行したものに、増補や改訂を加えて文庫化したもの。 しかし『ラカンの精神分析』や『生き延びるためのラカン』で参考文献として挙げられていなかったため買うまいと思っていたが、買いたくて買いたくて震える。もはや禁断…

河合祥一郎『謎解き『ハムレット』』(ちくま学芸文庫)という本

本書を友人の誕生日プレゼントとして送った。何をプレゼントしようか迷っていたが、友人がハムレットを読んでいると聞いたので、ピーンと来た。『ハムレットは太っていた!』でサントリー学芸賞を受賞した著者だから、信頼足る一冊に間違いない。 ところで…

NHK『哲子の部屋』制作班『哲子の部屋』(河出書房新社)という本

るーるる るるる るーるる るるる るーるーるーるーるーー るるる るーーるーるーるーーるーー るーーるーるーるーーー 本書について紹介したいのは山々だが、「る」がゲシュタルト崩壊を起こしたので、ここで筆を置く。以上